専門基礎科目最速徹底攻略~電気~
本記事では基礎科目の内,専門基礎の攻略法を紹介します。
※電気回路については授業で出席をしない場合を想定しています。
専門基礎は学科ごとに内容が異なるため,私の所属する電気工学科が履修するものに関してのみとなります。
他学科の学生も履修する科目もあると思うので,電気工学科以外の人もぜひ一読してみてください。
電気工学科が1年次に専門基礎として履修する科目は,
・物理学実験
・電気基礎実験
・電気回路基礎
・電気磁気学基礎
・電気回路1
です。
実験に関しては,レポートの作成方法も含めて別記事にて紹介しようと思うので,本記事では下3つについての攻略方法を紹介していきます。
・電気回路基礎
高校物理における電気の分野に酷似しています。
大学受験を必死で頑張った学生はほとんど努力が必要ないと思います。
が,理科大生の大半はなんとなく理科大に漂着していると思うので,対策も書きます。
この科目は,20年近く同じ教授が授業をしており,ほぼすべての年の過去問が残っています。
3~4年分過去問に目を通すとわかると思いますが,形式の変化がほとんどありません。
そのため,過去問を解いて,間違った問題,分からなかった問題に印をつけ,その部分だけを勉強するのが最速になります。
電気回路基礎では特にテキストを用いずに講義をしていますが,教授がLETUSにアップロードしている資料だけで十分対策ができます。
半期を通して基本的に簡単な内容しか扱われませんが,今後履修する科目の基礎になるのであまり手を抜きすぎないようにしてください。
・電気回路1
電気回路基礎の続きです。
しかし,高校内容を脱し,大学内容になります。
そのため,ほぼ全員が多少なりとも勉強をする必要がでてきます。
この科目も,教授こそ異なるものの,電気回路基礎と同様に同じ教授が
授業を続けているため,過去問が豊富にあります。
つまり,電気回路基礎と全く同じ勉強方法で構いません。
この科目もこれからの基礎になります。
簡単だからと言って手を抜かず,過去問のすべての問題を解けるくらいの実力をつけてください。
ちなみに,昔の過去問ほど難易度が高いため,2015年くらいから昨年までの過去問を解くのがいいと思います。
・電磁気学基礎
この科目が一番苦しかったです。
成績評価が
・授業内で行われる小テスト
・3000字程度のレポート
・期末試験
の3つの和によってされます。
勿論Sはとったんですけどね。
一番厄介なのは,一番上の「授業内で行われる」小テストです。
授業内で行われるということは,授業への出席が強いられます。
私は授業を受けるということが苦痛でしかなかったので,毎回いやいや出席していました。
さらにこの講義,5限ですよ?耐えられるわけもありません。
私は基本的にスマホで遊び,小テストだけ参加していました。
授業も聞かず,勉強もしていなかったため,初回を除いてほぼ全ての小テストの理解ができなかったのですが,得点率としては99%ありました。
小テストの攻略方法は
・優秀な友達に解答を教えてもらう
・類似問題をネットで調べる
・解答本を使う
一番確実なのは,理解している友達に聞くことですね。
3,4回はこれに頼りましたし,1,2回は逆に教えたこともあります。
理科大生の敵は,同期の学生ではなく教授です。みんなで助け合いましょう。
類似問題の調べ方ですが,電磁気学基礎では典型問題ばかりなので,問題の条件を入力しただけで,ある程度類似問題または全く同じ問題が出てくると思います。
文字設定をする際に示された問題分と矛盾が生じないように気を付けてください。
解答本とは?と思うかもしてませんが,電磁気学基礎で使用するテキストには詳解本が出版されています。
小テストが,テキスト内容から出されることも多いので,詳解本を持っているだけで満点をとれることが多々ありました。
(余裕があれば,詳解本のAmazonリンクを貼っておきます。)
小テストはこの3つを組み合わせれば無理なく満点が取れますよ。
私は単位の付け忘れで1点減点されたことがありますが,それ以外は満点でした。
次に3000字程度のレポートです。
参考文献を3冊以上使わなければならいという厄介な条件があったので,面倒でした。
電気に関するレポートを書かされるのですが,文献が葛飾ではなく神楽坂にあったりするんですよね。
借りたい本が葛飾にない場合は別キャンパスから取り寄せてください。
葛飾キャンパスで無理に探し続けるより楽ですよ。
私は諏訪の理科大から借りたこともあります。葛飾のの蔵書を増やせ。
レポートを書く時間は凝り方等で大分変ってきますが,私は2時間程度で仕上げていました。
私の友達は皆真面目だったので,図を作ったり,文章校正を練ったりして3,4日かけているような人も多かったようですが,その必要はありません。
レポートに力を入れるとしたら実験レポートだけで十分です。
電磁気学基礎のレポートは成績同様D~Sの5段階で評価されるのですが,図も使わず2時間で書いた私のレポートも,精魂込めて仕上げた友人のレポートも同じS評価でした。
同じ評価をもらえるなら楽な方がいいですよね?
ということで,コピペなどの禁忌に触れない程度にささっと仕上げてください。
期末試験対策ですが,授業を一切聞いていなかった私には苦戦しました。
過去問を見ても何が書いてあるか理解不能だったのです。
しかし,案外簡単な抜け穴がありました,過去3年分の過去問に目を通したところ,ほぼすべての問題が小テストから出題されていました。
試験範囲が膨大すぎて頭を抱えていた私ですが,小テスト10枚程度だったらやる気が沸きます。
小テストの問題を見て,勿論理解はできないので,そこに該当する部分だけテキストを読み込みました。
基本的にはその繰り返しです。
仕上げに過去問に挑戦してみるといいと思います。
同心球の問題が毎年でてるな。とか,この分野から1問でてるんだな。など発見があると思います。
その辺に気付けるようになっていれば,試験に太刀打ちできると思いますよ。
少し記事が長くなってしまったので,ここで終わります。
疑問点などあれば,コメントを残してもらえば回答します。
この一般科目を狙え~社会と法~
本記事では一般科目の中で履修すべきオススメな講義を紹介します。
社会と法 オススメ度★★★★☆
社会と法は,前期後期共に開講されますが,前期は社会と法1,後期は社会と法2が開講され,別の科目として扱われます。
そのため,社会と法1と社会と法2はどちらも履修することが可能です。
この科目も比較的楽単として有名であり,年度によっては履修者が抽選になることもあるようです。
私は1年次に1と2の両方を履修しました。
成績は勿論
Sです。社会と法でSをとるポイントについて紹介します。
・授業に毎回顔を出す
・期末試験対策をする
挙げられるのは精々この2点くらいですけどね。
何故授業に毎回顔を出す必要があるかというと,社会と法の授業ではほぼ毎回小レポートというものが出されます。
はがきサイズ程度の紙に授業内容に関することを書き,授業終わりに提出が求めらます。
私は,教授が小レポートに目を通してないのではないか?と思っていたのですが,どうやらこの小レポート 重要みたいですよ。
事前にシラバスを確認し,小レポートを書き溜めて提出した友人がいたのですが,classにて追加課題が課せられていました。(画像がありますが,控えます)
つまり,教授は小レポートを見てるんですね。
そのため,小レポートを提出するためにすべての講義に顔を出す必要があります。
教室内で寝る人,レポートを書く人もいれば,終了5分前に小レポートだけ出しに来る人もいます。
私は基本的に教室内で実験レポートを書いていましたね。
私は前期後期1回ずつ体調不良で欠席しましたが,無事Sをとることができたので,多少の欠席,小レポート未提出でも安心してください。
さて,期末試験対策についてですが,社会と法はすべきことが明確です。
これも楽単と呼ばれる所以ですね。
社会と法は,最終授業にて試験問題が黒板に書かれます。
5問程度の問題が出題され,その中から自分が好きな問題を2~3問程度選択し,解答します。
前期後期によって授業内容は異なりますが,例を挙げると著作権法についてや,年金制度についてなど,授業で扱った内容の1部分が問題として出題されます。
授業に出席していないと,正しい解答が記述できないと不安になりませんか?
安心してください。絶対大丈夫ですよ。
私自身,授業にはほとんど出席していたため(席を外していることも多かったですけど)配布されたプリントの8割近くは持っていましたが,解答作成に使用しませんでした。
授業中に毎回5枚程度のプリントが配られますが,正直試験対策には不要だと思います。
小レポートを書くのに使う程度ですかね。
私の場合,すべてネットで法律等を検索し,解答を作成していました。
1つ注意しないといけないのは,最終授業でしっかり問題をメモしておくことです。
私は,紙にメモする習慣がないので,携帯で問題を撮影したのですが,黒板と前の席の人の頭が被って問題の2割近くが解読不能になっていました。
友達に出題範囲を教えてもらえばよかったのですが,面倒だったので,自分で問題を推測してしまいした。
その結果,私は問題に見落としがあったようで,試験中に少し焦ってしまいました。
間違った解答を記述するのも嫌だったので,見落としていた部分の解答は書きませんでした。
それでもSが貰えるんですよ?少しは楽さが伝わったと思います。
無駄に焦ることが無いように,しっかりと問題のメモをとりましょう。
ただし,社会と法は事前に問題が伝えられる代わりに持ち込みが不可となっています。
つまり,作成した解答の暗記が求められます。
要するに暗記ゲーです。大学の試験の大半は暗記ゲーです。
私の場合は,1度Wordで解答を作成し,その後時間を測りながら紙に書き写しました。
目安としては書き写すのに50分以上かかれば量は十分だと思います。
後は試験前に3回程度黙読しました。私の場合は試験対策は以上です。
暗記は得意不得意が大きく分かれ,私も暗記は大嫌いだったのですが,社会と法の場合は自分で作成した答案なので比較的覚えやすいと思います。
解答作成の際に,絶対に書くべきポイントと忘れてもいい部分に分けておくといいかもしれません。
私の場合は,逃げれる答案作りを意識していました。
「〇〇,△△,××,の柱があります。」という解答を作成しても〇△×のすべてを覚えていられる保証はありませんよね。
暗記嫌いな私も,試験時間中に思いだせないことが多いです。
そういう時には,
「〇〇,△△などの3つの柱があります。」のように,覚えていることだけを書き,忘れてしまった部分はすべて「など」で逃げていました。
これでもSですよ。安心してください。
【まとめ】
・社会と法は履修すべき
・授業終わりには顔を出そう
・試験対策をしよう
この一般科目を狙え~現代国際政治論~
本記事では一般科目の中で履修すべきオススメな講義を紹介します。
現代国際政治論 オススメ度★★★★☆
現代国際政治論も,前期後期共に開講され,前期は現代国際政治論1,後期は現代国際政治論2が開講されます。
社会と法と同様に,現代国際政治論1と現代国際政治論2はどちらも履修することが可能です。
この科目は,楽単として知れ渡っていません。
そのため,抽選等が実施されずほぼ確実に履修することが可能です。
穴場的楽単ですね。現代国際政治論という硬い文字の並びから敬遠されがちなのかもしれません。
私は1年次に1と2の両方を履修しました。
成績は勿論
Sです。現代国際政治論でSをとるポイントについて紹介します。
・期末試験対策をする
以上です。なんと負担の少ない科目でしょうか。
一般的に楽単と言われる社会と法ですら,小レポート提出のために授業に顔を出す必要があるのですが,現代国際政治論はなんと出席不要です。
サボるのが大好きな理科大生にはぴったりな科目だと思います。
私自身,後期は試験も含めて3,4回しか出席していません。
でもSですよ。楽単ですよね??
授業に出席しないと,試験対策に困る科目も多いですが…
大丈夫です。現代国際政治論は授業のスライドがすべてLETUSにアップロードされます。
試験前にスライド資料で勉強するだけでカバーできますよ。
高校時代に日本史を履修していた学生はほとんど勉強なしでも太刀打ちできるかもしれません。
私は地理選択だったので,初めて目にする単語だらけだったんですけどね。
現代国際政治論は年度にもよりますが,ほぼ毎年世界大戦中の内容が中心です。
そのため,過去問を1度解くだけで要点を抑えることができます。
この記事中に過去問をアップロードしようとも思ったのですが,誰もが閲覧できるページに無断で問題をあげるのも少し気が引けるので止めておきます。
もしかしたら今後,過去問公開用の記事を書くかもしれません。検討中です。
【まとめ】
・授業に出席する必要なし
・試験前に勉強をすべき
この一般科目を狙え~美術史~
本記事では一般科目の中で履修すべきオススメな講義を紹介します。
美術史 オススメ度★★★★★
工学部の一般科目で最もオススメなのが「美術史」です。
楽単科目としてあまりにも有名で毎年履修者が抽選によって減らされます。
美術史は前期しか開講されませんし,必修科目の時間割上,履修が不可能な年度も存在するため,履修登録できるのであれば迷わずすべきです。
私の成績は正直貼るまでもないですが,
Sですね。しかし,美術史でSをとるにはいくつか注意すべきこともあります。
年度にもよりますが
・1限
・不定期に講義中に小テストが行われる
・最終授業付近で1度美術館に行き,レポート(3000字程度)を書く必要がある
こう見ると少し面倒にも思えますね。
1限が負担に感じるかどうかは個人差が大きいですが,遠方から通いの人は1限を理由に履修を避ける人もいます。
その選択,後悔しますよ??
講義中寝ててもレポート書いてても外にいても何も文句を言われませんし,試験も持ち込み可。
こんなに楽な授業は他にはありませんよ。
講義中の小テストはその授業もしくは前回の授業の内容から出題されているようです
。
1回の小テストで2~3問程度出題されます。
私は授業を聞いていなかったので,問題を見ても全く答えが分からなかったのですが,一緒に講義を受けている友達やWikipediaに頼りました。
小テストを受ける回数があまりにも少ないとSが取れなくなってしまうので授業にはしっかり出席しましょう。
美術史レポートは,教授が指定した美術館へ行き,気に入った作品について3000字程度の記述が求められます。
今時,ネットで調べたら作品とその批評について幾らでも出てきますので,実際に美術館へ行かなくてもかけてしまいますが,レポートと供に入場券の半券も提出しなければならないのがネックです。
私はメルカリやチケキャンなどで半券の入手を試みましたが,面倒だったので,結局美術館に出向きました。
その程度でSが貰えるなら楽なもんですよ。
【まとめ】
・美術史は履修登録すべき
・抽選に当選するようにお祈りしよう
理科大の授業科目とは??
理科大の授業科目には,必ず受講しなけらばならない必修科目から,自分で受講する内容を選ぶことができる一般科目まで幅広く存在します。
本記事ではどの科目がどのように分類されているかについて纏めていきます。
【一般科目】
・人間科目
所謂一般教養とよばれるのがこの人間科目です。
工学部に限った話ではありますが,賢い選択をすることができれば,すべてSをとることも比較的簡単です。
自分で受講する科目を選択するため,事前にどの程度情報が取集できるかがカギになりますが,是非ともこのブログを参考にしてみてください。
・英語
英語も一般科目に含まれます。
日本人英語と外国人英語の2種類存在し,それぞれ週1コマずつ,計2コマ受講することになります。
1年次の英語は,学籍番号順,つまり名前の順に割り振られますが,教授によって授業内容が大きく異なるため,成績取得に関して最も運に左右される科目でもあります。
大学受験以降一切英語の勉強をしていなかったのですが,
外国人英語:S
日本人英語:A
という結果だったので,個人的には満足しています。
【基礎科目】
・専門基礎
実験がここに含まれます。電気科の場合は電気回路や電磁気なども専門基礎に分類されます。
1年次では,物理学実験と電気基礎実験の2種類が前期後期に分けて実施され,これも英語と同様に学籍番号順に班が振り分けられます。
実験の成績は基本的に出席とレポート提出さえしていればAは貰えます。
Sは考察等が適切にされていれば貰えますし,比較的Sを取りやすい科目でもあると思います。
ちなみに私は電気も理科も好きではないのですべて実験班のメンバーにお任せしていました。
感謝してもしきれません。みんなありがとう。
電磁気や電気回路は別記事で最速攻略チャートを書こうと思います。
・基幹基礎
数学や物理,化学など高校で学習したような理系の基礎ともいえる科目が基幹基礎です。
大学受験で十分勉強した人はその余力だけで乗り切れますが,数Ⅲ未履修の人や文系なのに理科大に迷い込んだ人は苦労するかもしれません。
私の周りにも微積の単位を落としている人が多く見受けられました。
最も工学部に関しては再試験が実施するため,最終的に皆救済されているようですけどね。
これも同様に最速攻略チャートを書く予定です。
・必修
電気電子情報基礎やプログラミング等厄介な科目が多いです。
電気電子情報基礎(電電)は手書きレポートや野田キャンパスでの宿泊等非常にめんどくさかったです。
特に目立って悪いことがなければAはもらえますが,Sをとるのは少し大変かもしれません。
ちなみに私もAだったので攻略記事を書かないかもしれません。
プログラミングは何も理解できていなくてもSは取れます。
私自身,一切理解せずに試験に臨みましたが,Sをとることができました。
しかし,プログラミングは自分のスキルにもなりますので,授業ついでに修得すべきだと思います。
・選択必修
選択必修はコンピュータ概論やプログラミング基礎等が挙げられます。
これらは,理解度と成績が直結してしまい,誤魔化しが効きにくいです。
そのため,努力や勉強を避けてきた私は,選択必修の成績が際立って低いです。
・その他
卒研や他学部科等も存在しますが,今回は割愛します。
本記事で取り上げた授業科目の分類ごとに,攻略方法を記事にしていこうと思います。
今後もよろしくお願いします。